科目

Google Earthによる地球空間や惑星空間のビジュアライゼーション、衛星測位と地図情報によるナビゲーショ ン、ケータイ電話やインターネットによるユビキタス環境など、空間情報技術は私たちの生活とビジネスに新し い発見をもたらします。この授業は環境資源情報システムとして、ニューメディアとして、コミュニケーション ツールとしての視点からこれらの要素技術を横断的に捉え、世界・都市・地域・コミュニティが直面するさまざ まな課題に新しい視点を与え、新しい発想を育み、21世紀型のニューライフ・ニュービジネス・ニューソー シャルシステムを探求します。

Today visualization by Google Earth, navigation by Global Positioning System and Geographic Information System, net surfing by the Internet and Smartphones are becoming parts of our daily life. Those spatial technologies are bringing us new styles of life and business. This course discusses the potential of geospatial technologies cross disciplines and scales. Our ambition is to search for new life styles, new business ideas and new social systems with spatial technologies from the perspectives of new environmental resource systems, new media or new communication tools.

主題と目標

我々の生活空間から世界規模までかつて起こったこと、いま起こっていること、今後起こりうることを、空間・ 時間・情報の視点から考察し、空間的指向能力を身につけます。それによって環境、ビジネス、社会の様々なの 問題を発見し、その本質をよりよく理解することができます。また空間的発想力を養うことによって新しい研究 とビジネスのひらめきを触発する機会が増えます。授業を「空間」・「情報」・「発想」から入門し、全体通し て、それぞれ独自の発想を引き出します。 授業は教員による話題の提供、基礎資料の提示、学生による発想の展開、討論によって行われます。 授業の中盤からグループワークを行い、発想と提案を発表してもらいます。

対象

GIGA学生、英語による授業

教材・参考文献

◆アルヴィン・トフラ-/ハイジ・F.トフラ-、『富の未来』、講談社 2006/06。

◆トマス・L.フリ-ドマン/伏見威蕃、『フラット化する世界経済の大転換と人間の未来』、日本経済新聞出 版社、2006/05。

◆アンビエント・ファインダビリティ―ウェブ、検索、そしてコミュニケーションをめぐる旅、ピーター モー ビル (著), Peter Morville (原著), 浅野 紀予 (翻訳) 。

◆厳 網林、『GISの原理と応用』、日科技連出版社、2003.4。

成績評価の方法など

3回の課題、出席、最終プレゼンテーション